知恵の時代とは
自らの街を、自らの知恵で創り上げていく時代です。 多様な課題を感じているということは、多様な未来が広がっているというこ とです。 何も課題を感じないということは、未来の広がりが無いということでしょう 。 街の未来は、環境に対する私たちの認識の差で決まります。 街の未来は、一人で考えていても変わっていきません。 新しい知恵を創り出し、 新しい知恵を共有するために、 全人的なコミュニケーションの 場が必要なのです。 その場が Smart Community Core S.C.C. なのです S.C.C.は、 集会場でもよいのですが、情報が得やすくなければなりません 図書館でもよいのですが、話し合える自由な場が必要です 学校でもよいのですが、人間的な交流を実現する宿泊の場も必要です つまりS.C.C.は、 これまでの人が集まる場に、情報機能が付加された、自由で知的創造の場 であることが大事です。 その母体は、 学校、ミュージアム、会議場といったものだけでなく、 酒場、銭湯、宴会場、劇場、芝居小屋 広場や公園 廃校や遊休施設であっても構いません さらに大事なことは、 印象に残る活動を創り出すための、感性を高める場であることです。 未来に対してより積極的になる必要がある時 震災や戦災からの復興の時にこそ必要なときです S.C.C.は、災害から立ち直るときのコアとなる場を提供します 2002.06.07 |
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● Star Forest 利賀 は、国際的な演劇の村として有名な富山県利賀村 の廃校に、インターネット機能と宿泊機能を加えて出来上がったS.C.C.です。大学の 公開講座、演劇の稽古場、村民のIT講習、村づくりの話し合いなどの場として活用 されています。 ●佐渡の猿八文庫は、古浄瑠璃の残る佐渡島の廃校の敷地につくられた古典芸 能専門の文庫です。隣接する廃校施設とともに、芸能の研究、創作、上演やセミナー の場として活用されています。当然、芸能だけでなく地域づくりの拠点として、集落 のコアとなっています。 ●大学は、都市のS.C.C.を生み出す最も可能性の高い空間です。公開講座の範 囲を超えて、コミュニティと大学との関わりの深まりを創り出すことで、多様なS.C. C.を創り出すことが可能です。つまり、大学内に生まれるS.C.C.と、大学がコミュニ ティに出ていくことで生まれるS.C.C.の両者が、知恵時代の都市を活気づけていきま す。 ● Green Community Core は、アフガニスタン復興で必要となる小さなコミュ ニティの場であり、初等教育の場ともなる木造施設です。木造空間の安らぎは安心で きるコミュニティの場づくりに寄与していきます。(検討進行中) |
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